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執筆者の写真daisukeishibashi

IHはんだの技術情報記事、第1回は「触れずにはんだ付け」

更新日:2021年9月28日



 今回、IHはんだ付けの良さを広く皆様へお伝えする目的で、技術情報を掲載させていただくことにしました。2020年1月の販売開始から1年が経過し、多くの皆様のご理解とご協力をいただき、おかげさまでIHはんだ付けテストのご依頼など多くお声がけいただけるようになっています。採用いただくお客様が徐々に増えています。大変ありがたく思い、この場をお借りして皆様へお礼を申し上げます。我々自身もIHはんだ付けの有用性を益々実感し、自信を持って多くのお客様へご使用いただければと考えております。特にコロナ禍においては、お客様への貴重な情報提供の場として当分の間毎週情報更新させていただきますので、是非楽しんで確認いただければ幸いです。  


 さて、第1回はYouTubeでも公開させていただいている「触れずにはんだ付け」実演動画のサムネイル画像(上記掲載)についてです。この画像は「触れずにはんだ付け」できるIHはんだ付け装置の象徴的シーンをお伝えする目的で作成したものです。真ん中の黒いカニ爪形状の構造体は磁性体でできており、この部分を磁気集中器と呼んでいます。磁気集中器のギャップの間には端子が配置されており、その端子へ糸はんだが供給されているシーンをとらえた画像が上記掲載のものになります。磁気集中器と端子は一切触れていない状況はご確認いただけると思います。しかし、端子へめがけて供給されている糸はんだは溶融し、端子とプリント基板を山状のフィレットと呼ばれる緩やかなはんだ形状をつくりあげている様子を確認いただけるかと思います。ただ、少し不思議な感じがしませんか? はんだは溶融してますから、端子やプリント基板がはんだが溶ける温度までに上昇していることは間違いないのですが、どこから加熱しているのか不思議に感じられる方が多いのではないでしょうか。これが我々が開発したIH(=Induction Heating:誘導加熱)の効果なんです。


 次週は「どうして触れずに加熱できるのか?」について説明させていただければと思います。Lead & Make for good people



 #IHはんだ付け、#誘導加熱、#非接触はんだ付け



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