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第8回「従来にはない、より安全なはんだ作業環境を実現」


第8回はより安全なはんだ付け環境のご提案になります。

 

 IHはんだ装置S-WAVEシリーズは高温部を無くし、厳しい国際ガイドラインに従って電磁波を抑制しており、従来にはない、より安全なはんだ付け環境の提供を実現いたします。


【はんだ工法別の安全対策について】


  • IHはんだ方式

    • 動作中はIHヘッドである磁気集中器から250mm以上離れて使用する。

      • IHは磁気による誘導加熱のためツールの温度は最高100℃程度で抑えられており安全です。

      • ICNIRPガイドラインである人体暴露許容値として磁束密度2μTを満足しています。

※ICNIRP

有害な健康影響の防護を目的として、電磁界(電磁波)暴露を制限するガイドラインを制定する国際委員会 

  • コテはんだ方式(スリーブ方式を含む)

    • コテ温度は常時高温のため触れないように注意。

    • ワークによっては冷却が必要。やけど予防。

  • レーザはんだ方式

    • 目を保護するためグラスを着用する。もしくは動作中に光が外に漏れないよう周囲を囲うなど装置構造での対策が必要。

    • ごく細かな金属片でも燃焼してしまう可能性あり、事前に異物の付着の確認を行うなど対応が必要。

  • フローはんだ方式(スポットフローはんだ方式含む)

    • 溶融した槽内のはんだを手で触れることがないよう、カバー等して注意して使用する。

    • ワークの冷却が必要。

    • 使用後は廃棄はんだ(ドロス)を取除く清掃作業を行うため注意が必要。

    • はんだ槽は劣化するため、適切な時期に交換することが必要。

 IHはんだ装置では従来必要であった、冷却工程が不要になるため、すぐに次の作業を進めることが出来るメリットがあります。このことはIHはんだのサイクルタイムタイム短縮に大きく貢献しています。

  • フローはんだ方式(スポット方式を含む)

    • はんだが常に溶融しているため槽内に手が触れないようにカバー設置など必要。 やけどを防ぐためワークの冷却が必要。 槽に付着した廃棄はんだ(ドロス)の清掃作業を使用後実施。やけどに注意。 槽が劣化することから、定期的な交換が必要。

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